2018.10.30 07:30【海と毒薬】著:遠藤周作戦時中に九州のとある医大で行われた米人捕虜の生体解剖という、実際にあった事件を基にした話である。私達は、「海」のような自分の力ではどうすることも出来ない大きな流れの中で生きている。自分の置かれている立場・時代によって、意思とは関係ない道へと進んでしまうことがある。生体解剖に関わった勝呂・教授・看護師・助手にもどうすることも出来なかったのだ。そこにもはや意思などなく、各人が「どうでもよいことだ」と嘆いている。しかし、流されるまま行き着いた結果、検証のためとは言え、生きた人間を殺すという「毒薬」に成り下がってしまった。大きな力には逆らえず、自分を正当化し、楽な方へと進む流れは、いつの時代にも言えることだろう。社会の中で生きるということは同時にそういうことな...
2018.10.29 08:41吹きガラス体験~ガラスコップ作り~葛飾区、京成四ツ木駅にある「ガラス工房ZO(ゾウ)」様にて、吹きガラス体験をしてきました!私は北海道出身ということで、大正硝子・北一硝子には馴染みがあり、小さい頃からガラス細工が好きでした!よくあるミニチュアの動物は実家で集めてましたし、小樽の醤油さしは液だれがなくて感動しました!いままでなかなか体験に行く機会がなく、この度やっと叶いました!都内のガラス工房を調べ、一番近かったZO様にお邪魔しました。1人での予約も受入れてくださり、大変ありがたかったです(/ω\)京成四ツ木駅から商店街を抜け、細い道を15分程行ったところに立地しています。GoogleMapに頼りながら向かいましたが、最後の最後で曲がる箇所を間違えました←着いて早速制作物を選択します。一...
2018.10.24 05:38【アルケミスト~夢を旅した少年~】 著:パウロ・コエーリョ翻訳された小説なので内容の読み取りが難しかったですが、砕いて読んだ結果、めちゃめちゃ感動した一作です。もっと早くこの本に出逢いたかったし、全世界で読まれている理由が分かりました。感想文は、最初は全く書けなかったのですが、東海オンエアの虫さんの読書感想文を参考にしたら書きやすくなりました…!次は星の王子様を読もう。====羊飼いの少年サンチャゴが、「エジプトにある宝物を見つける」という夢を追いかける物語である。夢の実現に奮闘する少年と、アルケミストにはどのような関係があるのか。アルケミストは日本語で錬金術師である。何の変哲もない金属を貴金属に変えることができる。ここに手がかりがあると私は考えた。少年はエジプトに向かう途中で幾度も夢を諦めそうになる。困難に...
2018.10.22 09:21「うつと気分障害」 著:岡田尊司うつについての本は近年よく見かけるが、「気分障害」とい言葉は馴染みがなかったため、どういうものか興味を持った。私自身が昔から感情をコントロール出来ずに悩むことが多かったため、なにかヒントになればと思いこの本を読んだ。====現在日本では、自殺者が年間3万人、うつ病患者は100万人を超えている。自殺者が増加している要因は、社会的要因とうつの増加の2点挙げられる。また、長年うつと思われてきたものの中には、うつと躁を反復する双極性障害というタイプがあることが分かってきた。自殺者増加の社会的要因としては、核家族・単身世帯が増えているという現状がある。大家族の縛りからは解放されたが、多くの人が孤独に晒される状況になってしまった。また、不安定で変動の激しい競争社会...
2018.10.07 14:33【IT業界の働き方改革】著:高瀬俊誠2018年9月25日発行、つい2週間ほど前に発行された、新しめの本です。備忘録なんでぐちゃぐちゃ!!←「働き方改革」と題名にあるように、改革が必要ということは現状を変えなければならないということ。改革の目的は(1)世の中の流れに対応するため、(2)IT業界での問題を解決するため、の主に2点がある。・世界的なITの盛り上がり、が、日本は遅れをとっている次に世の中を変えるものとしてAI、IoT、VR/AR、5G、ブロックチェーンがあるが、日本はどの分野でも遅れをとっている。自動車・カメラ等、ハードの分野は今も強いが、ソフトウェアの分野は壊滅的な状況。★遅れを取り戻すために(国・民間でも動いている)経済産業省「J-Startup」を発表(スタートアップ集中支...