翻訳された小説なので内容の読み取りが難しかったですが、
砕いて読んだ結果、めちゃめちゃ感動した一作です。
もっと早くこの本に出逢いたかったし、全世界で読まれている理由が分かりました。
感想文は、最初は全く書けなかったのですが、
東海オンエアの虫さんの読書感想文を参考にしたら書きやすくなりました…!
次は星の王子様を読もう。
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羊飼いの少年サンチャゴが、「エジプトにある宝物を見つける」という夢を追いかける物語である。夢の実現に奮闘する少年と、アルケミストにはどのような関係があるのか。アルケミストは日本語で錬金術師である。何の変哲もない金属を貴金属に変えることができる。ここに手がかりがあると私は考えた。
少年はエジプトに向かう途中で幾度も夢を諦めそうになる。困難に直面し、希望が見えなくなった時や、反対に、財産や商売の方法、愛する女性といった、もう充分に満足できるものを手に入れた時である。このような場面においてアルケミストは彼に進むべき道を説き、少年もまた、培った経験を知恵に変え、自らの意志で前に進み、困難を突破し、遂にエジプトに到達するのであった。
若い頃は、誰でも夢を持っている。しかし、人は、いつからかそれは実現不可能である、もしくは、実現の必要はないと思い込み、夢を夢のままにする。
「結局人は、自分の運命より、他人が羊飼いやパン屋をどう思うかという方が、もっと大切になってしまうのだ。」夢そのものを宝物とし、運命を生きようとしなかった者を指し、アルケミストが言った言葉である。
夢を追いかける中で、時には壁が立ちはだかり、途方に暮れることもあるだろう。しかし、今まで培った経験・持っている知恵を最大限に活かせば自分自身を金へと変えることができるとアルケミストは教えてくれている。解決が不可能だと思われても、突破する方法は必ずあるのだ。
また、私たちは生きていくうえで無意識に楽な道を選んではいないだろうか。自分の夢は自分だけのものである。私たちは、強い信念を持って自分の運命を生きなければならないのだ。
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