【IT業界の働き方改革】著:高瀬俊誠

2018年9月25日発行、つい2週間ほど前に発行された、新しめの本です。

備忘録なんでぐちゃぐちゃ!!←


「働き方改革」と題名にあるように、改革が必要ということは現状を変えなければならないということ。

改革の目的は(1)世の中の流れに対応するため、(2)IT業界での問題を解決するため、の主に2点がある。


・世界的なITの盛り上がり、が、日本は遅れをとっている

次に世の中を変えるものとしてAI、IoT、VR/AR、5G、ブロックチェーンがあるが、日本はどの分野でも遅れをとっている。

自動車・カメラ等、ハードの分野は今も強いが、ソフトウェアの分野は壊滅的な状況。


★遅れを取り戻すために(国・民間でも動いている)

経済産業省「J-Startup」を発表(スタートアップ集中支援プログラム)

ユニコーン・上場ベンチャーを2023年までに20社創出することを目標にし、全国のスタートアップ企業から100社を選出し、サポートしていく。

大企業や省庁とのビジネスマッチングや補助金で優遇する措置がある。


プログラミングが必修科目に


孫正義育英財団


IPA:IT人材発掘・事業「スーパークリエータ」の認定付与。2000~現在までに総勢311名。



・IT人材不足

2030年までに80万人のIT人材が不足すると言われている。

これからの12年でIT人材を増やさなければならない。


★解決策

未経験者を採用して育てる、外国人技術者を受け入れる、AIで解決する

フリーランスをもっと浸透させる(法律・制度を整える)

女性・高齢者も働きやすくするために仕事をオンライン化する


・IT労働者の低所得

IT業界の構造で最大の問題は『多重下請』。

内輪で人材や案件を紹介し合って成立しているため、閉鎖的な環境となっている。

「紹介屋」による中間搾取が発生するため、労働者への支払額が低くなっている。


★Web化を進めてオープンにすること

ネット上でプラットフォームを展開する

著者高瀬さんが運営する「A-star」がある


・高ストレスの労働環境

「7K」

きつい、帰れない、給料が安い、規則が厳しい、

休暇がとれない、化粧がのらない、結婚できない


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